日本の伝統的な宗教建築である神社は、日本人の生活で極めて重要な地位を占める。日本に8万カ所以上ある神社の中でも、青森県八戸市鮫町の蕪島神社は極めて特殊な存在と言える。
蕪島は独立した小島だったが、1941年に海を埋め立てて陸と陸続きになった。毎年2月下旬から4月中旬にかけて、4万羽近くのウミネコが訪れる。ウミネコはこの島で卵を産み、8月にヒナが巣立ちすると、この島を離れて南方へ移動する。ウミネコは鳴き声がネコに似ているため「ウミネコ」と呼ばれる。白い体で背中と羽は灰色から黒、尻尾は黒である。ウミネコたちはこの島の主人で、観光客は近距離から観察することができる。
蕪島は日本のウミネコ生息地の一つで、国家の天然記念物に指定しており、2013年5月に三陸復興国立公園に指定されている。蕪島にある蕪島神社は商売繁盛の守り神である弁財天を奉っており、また蕪の発音が「株」と同じため、多くのビジネスマンが訪れている。
2011年の東日本大震災で蕪島は津波に襲われた。海岸近くの管理室の壁には、高さ約1.4メートルの位置に津波の高さが青い色で記録されている。(写真は人民網日本駐在記者の滕雪が撮影)(編集YH)
「人民網日本語版」2013年7月19日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156(24時間) 北京 (010) 6536-8386 MAIL:japan@peopledaily.com.cn