継続的な南風の影響を受けて、黄海海域を漂う大量の藻が青島海岸に近づき、強い東南の風により青島の岸辺に打ち上げられた藻は、この夏最大の規模となった。新華網と大衆日報が伝えた。
藻の一部は防止用ネットを越えて海水浴場にも入り込み、大量の藻が堆積して清掃作業が問題となっている。関連部門は全力を挙げて、海上での回収やネット設置、海岸での回収作業を通じて撤去を進め、藻の影響を抑えようとしている。
青島市南区の都市管理局環境衛生科の担当者によると、清掃員20人が6月29日の早朝3時から30日の早朝6時にかけてここ数日で最大量となる4000トン以上の藻を撤去した。
青島には現在、藻の集中処理拠点が4カ所ある。藻は集められた後、圧搾機で5分かけて水分を除去すると、重さ約3.5トンの四角い塊に形成される。作業員によると、藻は圧搾により元の重さに対して1対3.5の割合に重さが軽くなる。100トンの藻は圧搾されると、トラック1台分に相当する30トン程度になり、輸送途上で環境を汚染することもなくなる。
「圧搾後の藻は速やかに処理しないと異臭を発し、海水に影響を与えるだけでなく、観光にも影響を与える。」中国海洋大学生物工程開発有限公司の担当者によると、圧搾された藻は胶州の処理拠点に運ばれて乾燥、粉砕され、飼料や肥料の原料になるという。(編集YH)
写真は2日、青島第6海水浴場の砂浜で遊ぶ観光客。
「人民網日本語版」2013年7月4日
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