四川公安消防総隊雅安消防支隊の隊員が20日午前8時7分ごろ、蘆山県金花路のある倒壊した家屋の側を通りかかると、瓦礫の中に少女と妊婦が取り残されているとの情報を被災者から得た。
倒壊したのは2階建ての民家で、大型機器を使うと倒壊が進む恐れがあるため、消防隊員は手作業で瓦礫の撤去にあたった。瓦礫の隙間はせまく、当初は隊員が1人しか入ることができなかった。消防隊員は「大丈夫だ」と少女を励ましながら、牛乳を手渡し、撤去作業を進めた。8時30分に少女の救出に成功したが、瓦礫の下には足を梁に挟まれた妊婦が依然として取り残されていた。隊員はせまい隙間から家屋内に入り、手で瓦礫を撤去しながら、それ以上の倒壊を防ぐために上部の瓦礫を固定し、最終的に妊婦の足を梁の下から引き出すことに成功した。十分な空間が確保できたところで、板を家屋内に引きいれ、妊婦を板に乗せて運び出す手はずを整えた。1時間以上の救助作業を経て、9時50分に妊婦は瓦礫の下から救出された。少女と妊婦は現在、病院に搬送されて治療を受けているという。写真は瓦礫の下から少女を救出した消防隊員。人民網が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年4月23日
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