工業企業利益13.5%増加 1-9月
国家統計局が27日に発表したデータによると、今年第1-3四半期(1-9月)、全国の一定規模以上の工業企業(国有企業または年売上高500万元以上の非国有企業)の利益は4兆452億8千万元に達して、前年同期比13.5%増加した。増加率は1-8月期を0.7%上回り、主業務による利益の増加率は5.3%だった。「新京報」が伝えた。
申銀万国証券株式有限公司の李慧勇チーフエコノミストによると、今年第1-3四半期には国内総生産(GDP)の増加率が7.5%を上回り、工業利益は13.5%増加した。この数字から企業の利益の伸びの好調さがうかがえる。今はまだ経済復興の基盤がしっかりしておらず、1カ月の間には変動もあるが、全体としてみれば経済は底を打ったといえる、という。
9月のデータをみると、工業企業の利益は前年同月比18.4%増加し、増加率は8月を5.8%下回った。
同局工業統計司の何平博士によると、9月の工業利益は引き続き急速な伸びを保ち、売上高の伸びが加速し、工場出荷価格が上昇し、GDP1万元あたりのコスト(単位コスト)が低下したことが、9月の利益急増の主な原因だという。
李氏によると、9月に物価が上昇し、生産者物価指数(PPI)の低下幅が縮小したことが、企業の利益獲得の情況を大幅に改善した。また投資収益、資産の譲渡による収益、資産管理による収益といった主業務以外での利益獲得の情況も順調だった。
産業別にみると、9月は多くの産業で利益が前年同月より増加した。41産業のうち、利益が増加したのは36産業、減少したのは5産業だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年10月28日