広州交易会第1期閉幕 市場は冷え込みと回復が併存
第114回広州交易会の第1期が閉幕した。中国貿易のバロメーター、風向計である今回の交易会は世界市場に回復の兆しが見られるものの、その基礎は堅固ではないことを明らかにした。中国の貿易企業が来年比較的有利な市場環境を迎えられるかどうかは、なお観察を要する。
広州交易会第1期の主要成約製品は機電類と五鉱化学鉱業製品。これは中国の主要輸出品目でもある。19日発表の統計によると、18日までに訪れたバイヤーは9万2149人で、昨年10月15日開幕の第112回広州交易会第1期よりやや減少、今年4月15日開幕の第113回広州交易会第1期と比べると明らかに減少した。
だが成約状況を見ると、世界市場はなお冷え込みにありながらも、一定の回復の兆しも見せている。例えば機電製品は、中国機電製品輸出入商会によると成約額は昨年の第112期と比べ0.5%増の125億ドルとなった。中国機電商会の参加企業に対する調査では、第114回広州交易会の機電製品輸出景気指数は52.3で、拡張と収縮の境目となる50を上回った。企業の経営状況が全体として好転へ向かい、機電企業の輸出が下げ止まりと回復という大きな基調にあることを示すものだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年10月20日