新エネルギー車補助金政策 細則が発表
新エネルギー車産業の発展を加速し、省エネ・排出削減を推進し、大気汚染の改善を促すため、中国財政部(財務省)、中国科学技術部(科学技術省)、中国工業情報化部(工業・情報化省)、中国発展改革委員会(発改委)の4つの部・委員会は9月17日、「新エネルギー車の使用普及業務の継続実施に関する通知」(以下、同通知)を共同発表した。これは新エネルギー車の推進に向けた新たな補助金支給政策の正式な発表を意味する。うち、2013年度の新エネルギー車使用普及補助金支給基準によると、航続距離が250キロ以上に達する電気自動車(EV)の使用普及に向けた補助金支給基準は1台当たり6万元(約90万円)、航続距離が50キロ以上に達するプラグイン・ハイブリッド車(航続距離延長型を含む)は1台当たり3万5000元(約56万円)に達する。人民網が伝えた。
同通知によると、中国国務院は2013−2015年の3年間に、全国範囲で新エネルギー車の使用普及業務を継続することを許可し、同意した。
同通知は、「今回は新エネルギー車の普及範囲が拡大され、一定条件を満たす都市は新エネルギー車のモデル都市になることができる」としたほか、「条件を満たせる都市は、新エネルギー車の使用普及の実施プランを作成し、10月15日までに4つの部・委員会に提出することができる。4つの部・委員会は提出されたプランを審査し、優秀な都市を選び、モデル都市リストを作成する」とした。
今回の補助金政策の最大の特長は、地方保護主義の撤廃だ。同通知によると、中央財政は新エネルギー車の生産メーカーに補助金を支給し、四半期ごとに計上し、1年ごとに清算することになる。
同通知は補助金の基準についても、「補助金基準は、新エネルギー車と同類の伝統的な自動車の差額に基づき確定され、かつ規模効果や技術進歩などの要素を鑑み基準を引き下げていく。2014−2015年、EV(乗用車)、PHV(航続距離延長型を含む)、EV専用車、燃料電池車の補助基準を、2013年の基準からそれぞれ10%・20%引き下げる。EV路線バス、PHV(航続距離延長型を含む)路線バスの基準は変更しない」と具体的に明記した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年9月18日