ユニクロが上海に世界最大の旗艦店 9月オープン
ZARA、GAP、H&Mなどのファストファッションブランドが中国市場で急速に拡大している。日本のファストファッションブランドのユニクロも28日、世界最大の旗艦店を9月に上海市でオープンすることを明らかにした。今後は中国市場で複数ブランド戦略を展開するという。京華時報が伝えた。
▽複数ブランド戦略を初めて採用
新旗艦店は上海の商業エリアとして有名な淮海中路にある、閉店したデパート・二百永新百貨店の建物にオープンする。売場面積は8千平方メートル以上。親会社ファーストリテイリングの中国法人の潘寧最高経営責任者(CEO)によると、ファーストリテイリングにはユニクロ以外にもGU、コントワーデ・デ・コトニエ、プリンセスタム・タム、PLSTの四大ブランドがあり、これらが初めて中国市場に投入されるという。特にGUは日本以外の市場に投入されるのは今回が初めだ。またユニクロは新しいブランドイメージキャラクターに孫儷や陳坤ら5人を採用したことを明らかにした。
ユニクロはライバルのZARAやH&Mより4-5年も早く、2002年9月に中国市場進出を果たしたものの、中国での複数ブランド展開戦略ではライバル2社に後れを取っていた。
▽香港で上場か
このほど伝えられた情報によると、ファーストリテイリングは香港預託証券(HDR)の委託発行という方法で、香港証券取引所への上場を申請する計画で、来年初めの上場を目指している。同社は日本、ドイツ、米国で上場済みだ。だがユニクロ上層部はこの件についてコメントを出していない。
潘CEOによると、今年5月末現在、ユニクロは大陸部50数都市に進出し、200店舗を展開している。今後は中国市場に根を下ろし、毎年80-100店舗を新たにオープンさせる計画だという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年8月30日