税関差し止めの知財権侵害貨物 昨年は約1億点
税関総署が22日発表したところによると、2012年に全国の税関が取った知的財産権保護措置はのべ1万8300回に上り、移動差し止めになった貨物は約2億点に上った。疑いがあるとして差し止められた貨物は1万5600ケース、権利侵害の疑いがあるとして差し止められた貨物は9312万点だった。「人民日報」が伝えた。
税関総署政策法規司の陳旭東副司長によると、中国税関が差し止めた知財権侵害の疑いがある貨物には4つの特徴があったという。
最大の特徴は、商標の専用権を侵害したケースが中心を占めたということだ。昨年に税関が差し止めた知財権侵害貨物は商標の専用権、著作権と著作権に関連した権利、特許権などさまざまなタイプの知財権に関わっていた。このうち商標専用権を侵害したとされた貨物が差し止められた知財権侵害貨物全体に占める割合は94%に上った。
このほか、差し止め貨物のほとんどが輸出の監督管理の段階で差し止められたこと、権利を侵害した商品は消費財が中心だったこと、郵送と国際スピード郵便(EMS)のルートで差し止められたケースが多かったことが特徴として挙げられる。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年4月23日