中国人、春節中に世界各地で買い物三昧 (2)
カナダも中国人に人気の観光地となりつつある。バンクーバー国際空港免税店の店員によると、春節・メーデー・国慶節など中国の休暇期間における売上高はここ数年、同店の年間売上高の約2割を占めているという。
▽中国人顧客の誘致に力
中国人観光客は大きなビジネスチャンスをもたらすため、各国は誘致に力を入れている。
米バージニア州のあるアウトレットモールでは、中国人観光客を迎えるため、2月10日から24日(旧暦の1月1日から15日)にかけ、中国人向けの特別セールを行っている。同アウトレットモールにあるコーチ (COACH)旗艦店で中国語での接客を担当する黄さんは「ここ数年、中国人は当店の主な顧客であり、1日の売上の3-4割を占める。すでに中国語ができるスタッフを2人配置しているが、それでも足りないくらい」と語る。
中国人観光客により良いサービスを提供するため、バンクーバー国際空港の免税店も休暇のピーク前には人気商品の在庫を増やし、中国の祝日にあわせた試食イベントを実施するなど、準備を行っている。
また、ロシアでも一部の店舗が銀聯カードの使用に対応しているほか、一部の店舗では中国語の話せる店員を雇っている。モスクワ・赤の広場にある有名な国営百貨店でも中国語の案内標識を設置し始めた。このほか、中国語のメニューを置くレストランも増えており、中国語が話せるガイドの報酬も高まっているという。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年2月16日