2012年の日本企業の対中投資は増加 (2)
▼中国の「シルバー産業」に注視 医療機器などの新興産業が重点か
中国の一般大衆の健康意識の向上や高齢化、医療制度改革などにともない、中国の医療機器市場は急激に発展している。
「白書」のデータによると、2000年から2010年までの中国の医療機器市場の平均成長率は28.5%に達しており、世界平均の8%という成長スピードを大きく上回っている。
2013年の「白書」では、医療機器産業が新たな成長業界として挙げられており、日本企業の「シルバー産業」に対する重視を表している。この巨大なパイを目の前にして、日本企業が新たな投資攻勢をかける可能性もある。
▼人件費の向上が中国の日本企業の経営に影響
日本貿易振興機構が行った企業アンケートの結果によると、2010年以降、中国の日本企業の経営は一貫して低迷を続けている。
経営の低迷の原因について、回答企業のうち84.4%が中国の人件費高騰を収益に影響を与える要因にあげている。人民網が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年6月21日