中国不動産市場 ホットマネー流入に要警戒 (3)
◆ホットマネーの潜伏に警戒
今年より、中国国内の不動産市場抑制策が再び全面的にアップグレードし、住宅価格上昇の期待に一定の圧力をかけた。しかしホットマネーが各種ルート・手段を通じて、不動産市場に潜伏することには警戒が必要だ。
中国国家統計局のデータによると、デベロッパーの今年1−4月の実行資金のうち、外資の実行資金の増加率が高かった。ゆえにホットマネーが資金難に苦しむ不動産会社に、援助の手を差し伸べることに警戒しなければならない。中国不動産市場の外資吸収の加速について、中国商務部は「外貨流入に関連する不動産プロジェクトへの審査を強化し、クロスボーダー投融資活動および不動産市場リスクへのモニタリング・警戒を強化し、投機活動を抑制する」と明確にしている。
専門家は、「ホットマネーが中国に流入する速度と規模を抑制し、不動産市場に潜伏するためのルートを断ち切る上で重要なことは、人民元相場の上昇ムードの管理、および貿易など資金の流入・流出に関わるルートの全面的なモニタリングの強化だ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年5月21日