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独身の日だけで1億5千万個の宅配便 完全消化は来月か (2)

配送の全てをデータ管理

 アリババが今年5月に銀泰集団や運送会社などと設立し、9月にはアリババの物流事業部と合併した菜鳥網絡にとって、11日は初めての「独身の日」参戦となった。各ネットショップが「独身の日」をめぐるキャンペーンを実施している期間、菜鳥網絡は物流企業やネットショップにデータレーダーを提供し、ピーク時を避けて発送したり、運送能力を向上させるために、運送会社の中継地点や行政区・県、サービス店などの把握に努めた。

 中国郵政局も菜鳥網絡と提携して保障指揮部を立ち上げ、郵政局での手続きに協力した。菜鳥網絡のスタッフが物流の各中継都市や地方の郵政局に出向いて、モニタリングに協力し、荷物が許容量を超えた場合、荷物を他の場所に分流させるよう対策を取ることになっている。昨年の同時期には、中国内陸部の一部の地域で雨や雪の天気になり配送にも影響が出た。そのため、菜鳥網絡は今年、気象部門とも提携し、中国全土の高速道路の天気予報と実情を把握し、道路交通状況をリアルタイムで把握する体制を取っている。

宅配員100万人が参戦

 「独身の日」に合わせ、中国全土では宅配便の配達員100万人が動員されている。また、中国国内の大手宅配便会社13社は配送センター 150カ所を新設し、その面積は計200万平方メートル(東京ドーム約43個分)に達している。うち、中国郵政局の宅配便EMSの南京処理センターでは、飛行機19機が同時に離着陸できる。さらに、各大手宅配便会社は4000車両を調達しているほか、北方地方で悪天候となった場合に備えて、鉄道での配送も手配できるよう準備している。

 天猫は10月末、「当日お届け」サービスを発表。北京の海外環球や成都市(四川)の東駿、広東省の龍邦、上海の大衆佐川などが配達を担っている。ネットショップ利用者が11日の午前11時までに注文と支払いを済ませると、当日の夜12時までに荷物が届くサービスだ。同サービスを受けることができるのは、北京や上海、広東省、深センなどの10都市となっている。

 海外環球の史・経理は、「物流の最繁忙期は24時間体制で仕分け作業に当たるため、臨時アルバイトを元々のスタッフと同じ人数雇っている。つまり仕分けチームは通常の2倍。当然、忙しいが、当日お届けの業務は秩序正しく進められ、パニック状態には陥っていない」と説明している。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年11月12日

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