中国の男子院生4割超「女性との付き合いが苦手」
中国の男女大学院生は、デートの費用をどのように負担しているのだろうか?「男才女貌(男は才能、女は容姿)」は、高学歴群にも当てはまるのだろうか?現代の院生の恋愛・結婚観に関するアンケート調査が、中国科学技術大学の大学院生を対象に実施された。調査を行った同大近代物理学部の李竜科さんは「このアンケートは、男女の院生がお互いを理解し、正しい恋愛・結婚観を確立する上で大いに役立つだろう」とコメントした。新安晩報が伝えた。
■女子学生「デートの費用分担は当然」
アンケートに回答したのは、中国科学技術大学の大学院生計465人。デート費用の分担について、「男女とも、それぞれのお財布状態に応じて負担する」と答えた人が6割に達した。注目すべきは、女子学生のほぼ全員が「男女とも分担すべき」と答えたことで、女性の独立心が日ごとに高まっている傾向を如実に示している。
女子大学院生が恋人を選ぶ時に重視するポイントとして挙げたのは順次、「性格」「互いの気持ち」「能力・才能」「身体的健康」「生活習慣」だった。男子大学院生の場合は、順次、「互いの気持ち」「性格」「容姿」「生活習慣」「身体的健康」。5項目のうち、男女で異なっていたのは、男性は女性の「容姿」にこだわっているのに対し、女性は男性の「能力・才能」を重視している点だ。この結果から、「秀才と美人は似合いのカップル」という従来の恋愛・結婚観が、高学歴の男女にもある程度影響を及ぼしている事実が伺える。
■子供がいても、不幸な結婚生活にはピリオドを打つべき
恋愛・結婚相手を探すことは、「大変困難」または「比較的困難」と答えた院生の割合は、いずれも4割を上回った。その原因として上がったのは、「異性と知り合うチャンスが少ない」「相手に求める条件が高い」の2つが最も多かった。このほか、4割の男子院生が「女性との付き合いが苦手」と答えた。
「家和万事興(家庭が上手くいっておれば、万事が順調)」が伝統的観念として受け継がれてきた中国は今、結婚観の大変動という衝撃にさらされている。離婚率はじわじわと上昇し続け、すでに社会の大問題となった。この問題について、今の現役院生は、どのような考え方を持っているのだろうか?「子供がいても、不幸な結婚生活を続けるより離婚した方が良いか」との問いに対し、「非常に賛成」と「まあ賛成」が6割近くを占め、「反対」はわずか15.7%のみと、院生全体が、結婚生活において、「自分の気持ちを優先させる」ことを重視する傾向が明らかになった。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年5月17日