四川地震、台湾各界が寄付金
四川省雅安市蘆山県で20日午前8時2分(日本時間同9時2分)、マグニチュード(M)7.0の地震が発生し、188人が死亡、150万人以上(22日午前8時の時点)が被災したのを受け、台湾の人々も被災状況に高い関心を示している。台湾の大手各テレビ局は地震発生直後から関連ニュースを流し続け、21日付の大手各紙も1面のトップニュースで被災状況や救援活動を伝えている。人民日報海外版が報じた。
台湾紅十字(赤十字)は20日夜、2008年に四川で大地震が発生した際集まった救済資金の余剰経費の中から、500万元(約8000万円)をまず緊急救済金として送ることを発表した。
また、鴻海集団(グループ)傘下のEMS(電子製品の受託製造)世界最大手・富士康科技集団(フォックスコン)の郭台銘・総裁は20日、中国大陸部の100万人に上る従業員を代表して、被災者に対する心からの慰問を表明するとともに、四川省人民政府に対して5000万元(約8億円)の寄付をすることを発表した。台湾の大手菓子メーカー・旺旺集団も同日、300万元(約4800万円)の寄付と200万元(約3200万円)相当の救援物資を送ることを発表。さらに同グループの蔡衍明・総裁も21日、個人名義で500万香港ドル(約6425万円)の寄付を発表した。台湾「中国信託金融」や自動車メーカー「裕隆集団」も寄付を実施している。
このほか、台湾の芸能界でも、人気歌手・周傑倫(ジェイ・チョウ)が20日、100万元(約1600万円)の寄付を発表するなど、被災地への注目が集まっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年4月22日
四川省雅安市でM7.0の地震発生