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2012年北京マラソンが開催 排除騒ぎの日本人も無事参加 (2)

マラソン開始前、天安門広場付近の様子

 2012年度北京マラソンが25日午前8時30分(日本時間同9時30分)、天安門広場でスタートした。今回の北京マラソンには国内外の約3万人に上るプロのマラソンランナーおよびマラソン愛好者が参加した。一時的に日本国籍の選手が登録できなくなり、ネット上でも「日本のマラソン愛好者は今年の北京マラソンに参加できない」とするニュースが流れ大きな騒ぎとなっていたが、25日、日本から来たランナーも問題なく登録を済ませ、無事大会に参加した。

 25日、初冬を迎えた北京の天安門広場はたくさんの人でごった返し、にぎやかな様相を呈していた。世界各国から来たマラソンランナーがこの地に集まり、天安門広場の城壁には「世界の人々の大いなる団結に万歳」と書かれた文字が掲げられ、場の雰囲気を盛り上げていた。

 北京マラソン大会(中国陸上競技会主催、国家体育総局・北京市政府認可)は、国際陸上と国際マラソン・長距離協会に登録された中国最高レベルのマラソン大会。1981年から開催され、今年ですでに31回目となる。

 今年の9月以来、日本と中国の対立による緊張関係の影響などを背景に、安全確保ができないとの理由で日本国籍の選手登録が一時できなくなる騒ぎが起こり、日本人選手の登録と参加の動向が各界から注目されていた。

 中日国交正常化40周年を記念して、中日両国のマラソン愛好者による「北京カモシカ会」の日本人・中国人ランナーは「中日国交正常化40周年」と書かれたロゴ入りTシャツを着て大会に参加し、良い成績を挙げた。北京カモシカ会のメンバーによる同大会の最高記録は、男性3時間50分、女性4時間33分だった。(編集MZ)

 「人民網日本語版」2012年11月26日

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