12月2日を「全国交通安全デー」に制定 中国
中国公安部(公安省)によると、国務院(政府)はこのほど、毎年12月2日を「全国交通安全デー」と定めることを承認した。人民日報が伝えた。
公安部交通管理局担当者は、「全国交通安全デーを12月2日としたのは、数字の『122』が、中国での道路交通事故発生時の緊急通報用電話番号であるという理由による。122番は1994年に開通、使用を開始したが、この番号に対する国民の認知度を高め、簡単に覚えてもらい、広く普及させる意図がある」と説明した。また「冬季に入った12月2日は、交通事故の多発シーズンでもあり、春運(旧正月前後の旅客特別運輸体制)など道路交通と旅客輸送ピークが間もなく始まる時期でもある。従って、この日を契機として、全国規模で道路交通安全をテーマとしたPR活動を展開することは、道路交通事故の発生を未然に防ぎ、多くの国民の外出時の安全を確保する上で、非常に良いタイミングとなる」と同担当者は続けた。
統計データによると、2012年10月末の時点で、中国の自動車保有台数は2億3800万台、運転者数は2億5600万人にそれぞれ達した。ここ5年の自動車新規増加台数は毎年平均約1600万台、運転者新規増加数は毎年平均約2千万人。この数量は、1991年の全国自動車保有台数と運転者数に相当する。政府による長年の努力が実を結び、中国の道路交通事故発生数は着実に減少しているものの、総量的には依然かなり多い。その上、道路交通事故の8割以上は、交通ルール違反によるもので、国民の安全と幸福に対して大きな脅威となっている。政府が、「全国交通安全デー」の制定をきっかけとして、政府がリードし、関連部門が連動し、関係業界が責任を全うし、国民が参与するような、長期的効果が期待される交通安全普及教育事業体制を確立することは、交通ルールや安全・公衆道徳に対する全国民の意識向上に有利となる。また、安全でスムーズ、文明的かつバランスの取れた道路交通環境の完備に前向きに作用するであろう。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年11月22日
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