お茶をよく飲み、長時間坐っている人 腎臓結石にご用心
腎臓結石は本来、男性に多く見られる泌尿器系疾患だった。しかし、食習慣やライフスタイルの変化によって、腎臓結石を患う女性が、ここ数年急増している。特に、都市に住むキャリアウーマンが罹患するケースが多い。専門家はこの現象について、「性別に関係なく、腎臓結石は、お茶が好きで頻繁に飲み、一日で座っている時間の長い『一茶一座族(座ってお茶族)』によく見られる疾患だ」と指摘している。生命時報が報じた。
ハルビン医科大学附属第四医院腎臓内科の胡文平医師は、腎臓結石と「一茶一座族」との関係について、次の通り説明した。
腎臓結石の予防には、白湯をできるだけ多く飲むことが一番効果的だ。ごく小さな結石がすでにできている場合は、水をたくさん飲み、よく運動することで、それらを体外に排出することができる。しかし、お茶を飲むと逆効果になる。お茶に含まれるタンニン酸やカカオ塩基などの成分は、蓚酸カルシウム結石の形成を促す作用がある。もし、お茶を飲む習慣をどうしてもやめられない場合は、薄いお茶を飲む、あるいは空腹時を避けるなどの工夫をして、タンニン酸やカカオ塩基の含有度を下げると、蓚酸の濃度も下がる。空腹時にお茶を飲むと、蓚酸が大量に体内に吸収され、結石ができる可能性が高い。このほか、豆類、中国セロリ、チョコレート、ブドウ、ピーマン、パクチー、ホウレンソウ、イチゴ、アブラナ科の野菜など、蓚酸を多く含む食品を摂りすぎないことも重要だ。
座っている時間が長く、運動不足の人も、腎臓結石になりやすい。動かないと、血液や尿中にカルシウムが堆積し、結石ができやすい。運動すれば、それらのカルシウムはスムーズに骨に運ばれる。従って、事務室でデスクワークをしている人は、30分に1度は席を立って動き回り、仕事を終えた後は、有酸素運動をできるだけ多く行う方が良い。もし、左右どちらかの腰に刺すような激しい痛みが生じ、下腹部から会陰にかけて痛みが拡がり、血尿が見られた場合は、直ちに医師の診察を受ける必要がある。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年11月21日
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