韓国でMERS猛威 中国への影響は?

韓国保健福祉部(省)によると、韓国では、MERS(中東呼吸器症候群)への感染が疑われる人は数百人に上り、感染が確認された人がかなり増え、死者も出ている。また、感染者と緊密に接触したとして隔離・観察措置を受けている人は2千人を上回っている。

韓国、MERSの死者が31人に 感染者も181人に増加

人民網日本語版(2015-06-26 15:52)

  韓国保健福祉省によると、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスへの感染により新たに2人が死亡し、死者が計31人になった。これで患者ベースの致死率は17.1%に上昇した。 また、感染者を多数出しているサムスンソウル病院で治療にあたっていた医師の感染が確認され、感染者は死者を含め計181人となった。[详细]

韓国メディア「MERS、韓国旅行に大打撃、中国人のビザ発行数8割減」

人民網日本語版(2015-06-26 13:57)

  韓国の「韓民族新聞」は中東呼吸器症候群(MERS)の影響を受け、韓国が中国人に向けて発行したビザの数は80%減少したと報道した。環球網が伝えた。[详细]

韓国でMERSに感染した中国人患者が回復して退院

人民網日本語版(2015-06-25 13:33)

  在韓国中国大使館は24日、韓国で中東呼吸器症候群(MERS)ウィルスに感染した中国国民1人が回復し、22日に退院したと明らかにした。[详细]

韓国MERS感染者179人に増加、すでに67人が回復し退院

人民網日本語版(2015-06-24 14:15)

  韓国保健福祉省はMERS(中東呼吸器症候群)感染者は新たに4人増え、179人になったと述べた。中国新聞網が外国メディアの報道を総合して伝えた。[详细]

MERS感染拡大続く韓国 確定患者172人、死者27人に

人民網日本語版(2015-06-23 14:42)

  韓国では、新たに3人が、MERS(中東呼吸器症候群)に感染していることが確認された。これにより、感染が確認された患者の数は172人となった。中国新聞網が韓国メディアの報道を引用して伝えた。[详细]

タイで初のMERS感染者

人民網日本語版(2015-06-19 15:30)

  タイ保健相は18日、同国で初の中東呼吸器症候群(MERS)の症例が確認されたと発表した。中国新聞網が海外メディアの報道を引用して報じた。[详细]

広東省、韓国籍のMERS感染者の治療に1億6千万円

人民網日本語版(2015-06-19 15:29)

  広東省恵州市で、中東呼吸器症候群(MERS)感染が確認された韓国人男性は現在、同市中心人民病院で治療を受けており、いつ退院するのかに注目が集まっている。中国国内で感染が確認されたのは同男性が始めて。同市衛生・計画出産局は17日、疾病予防コントロールセンターや同病院の責任者らと共に、「同感染者の治療の[详细]

韓国、MERS感染による死者23人に 致死率14%

人民網日本語版(2015-06-18 16:39)

  韓国保健福祉省は18日、MERS(中東呼吸器症候群)への感染によって新たに3人が死亡、死者は23人に達し、致死率は14%に上昇したことを明らかにした。中国新聞網が韓国メディアの報道を引用して伝えた。[详细]

〇MERSとは?

MERSウイルスは、新型コロナウイルスの一種で、感染者のほとんどがサウジアラビアで見つかっていることから、中東呼吸器症候群(Middle East Respiratory Syndrome=MERS)と名付けられた。

〇MERSウイルスの感染源

  • 最新の科学研究によると、MERSウイルスの感染源はラクダである可能性が高く、感染したラクダと直接接触したことで、ヒトにも感染したと考えられている。

〇感染経路:ヒトからヒトへ

  • 米国疾病対策予防センター(CDC)は2014年5月19日、米国で1例目のMERS感染者が確認されたことを発表した。この患者は、衛生部門担当者が海外からのMERSウイルス流入に関する初の追跡調査において、感染者と接触した人物を調べていた段階で見つかった。これは、米国内で、ヒトからヒトへの感染が確認された初のケースでもあった。
    この感染者は、海外で感染して米国内に入った患者と緊密に接触した経緯があり、本人は出国していない。現地の衛生部門がこの感染者と緊密に接触した60人の健康状態に対する追跡調査を行った。幸いなことに、感染者は軽いインフルエンザのような症状を呈したにとどまり、在宅隔離観察処置のまま日常生活を送り、身体状況は良好だった。本件は、極めて限られたヒトからヒトへの感染事例であったことから、米国はMERS予防対策方針を変えることはなかった。
    専門家は、「中東地域に旅行する人は、衛生面と呼吸器系の予防措置を徹底すること。頻繁に手を洗い、ラクダに接触すること、ラクダの肉を食べること、ラクダや他の動物の乳を生のまま飲むことは避け、感染リスクを減らすよう努めなければならない」と注意を促している。

〇予防・治療対策

  • WHOおよび中国衛生・計画出産委員会は、MERS予防治療対策として、次の通り提案している。
    1、中東地域を訪れる人は、それぞれが衛生・特に手の衛生に注意して、呼吸器感染症の症状を呈している人との緊密な接触や動物・動物の排泄物との接触を極力避ける。使い捨てティッシュを使い、手洗いをこまめに行い、現地の人との接触を減らし、咳をするときにはマナーを守り、咳やクシャミが出す際には鼻と口を覆うこと。
    2、中東地域を訪れた後中国に帰国した人で、発熱、涙、咳、喉の傷みなどの症状が現れた場合は、自ら出入国検査係員にその旨を申し出て、検疫検査および医師の診察を受けなければならない。帰国後14日以内に、発熱や呼吸器系の異常が見られた場合は、マスク着用で速やかに医師の診察を受けること。その際、病院への移動は、公共交通機関を用いてはならない。時機を得た診断と治療を受けるため、最近の海外渡航歴や現地での詳細状況について、医療関係者に事細かく説明した方が良い。