ネット詐欺被害者、「90後」が約半数 てんびん座が最多 (2)
○フィッシング詐欺の被害者、男女で相違点あり
「360」のモニタリングの結果によると、今年上半期に発覚したフィッシング詐欺のウェブサイトは、「カスタムメード」の傾向を呈し始め、男性と女性でそれぞれ異なるショッピング習慣に対応し、さまざまなフィッシング詐欺サイトが作られた。
「360」がブロックした女性向けフィッシング詐欺サイトのうち、「ダイエット」「豊胸」「シミ取り」の3種の関連商品を扱うサイトが大半を占めた。このうち、「L-カルニチン痩身薬」「バストアップが期待できる赤ワイン木瓜スープ」「シミ除去に効果のある赤の花」はいずれも、フィッシング詐欺サイトで大量に販売されていた商品だ。偽造化粧品の被害に遭った化粧品ブランドのトップ3は順次、「エスティローダー」「メアリーケイ」「オプレ」だった。
男性が被害に遭うケースの多いフィッシング詐欺サイトは、有名ブランドのデジタル製品を廉価で提供するという誘い文句でユーザの関心を引く傾向が見られた。中でも、iPhoneやサムスン携帯電話は、「エサ」としてフィッシング詐欺サイトで最も頻繁に利用されていたが、意外なことに、「ハイビジョンUSBスティック型デバイス」が、これら2製品を抑えて詐欺に利用された商品のトップに立った。これは、詐欺サイトが、「このスティック型デバイスを用いると、動画をテレビにストリーミングすること が可能で、海外の成人向け番組や放送禁止番組を視聴できる」という誘い文句で多くのネットユーザを惹きつけたことによる。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年9月3日