長崎市平和公園、中国人原爆犠牲者追悼碑の横に説明板
長崎市の平和公園の敷地内にかつてあった長崎刑務所浦上刑務支所に収監され、長崎原爆で犠牲となった中国人の追悼式が7日、平和公園であり、追悼碑に今年設置された説明板が除幕された。中国新聞網が報じた。
同追悼式に参加した李文亮・中国駐長崎総領事は犠牲者遺族を代表して、追悼碑の建立に「中国人として心から感謝する」と述べた。
追悼碑は2008年7月に建立。中国人観光客を中心に、「分かりやすい説明を」との要望が相次ぎ、市民団体が約50万円かけて説明板を作った。
説明板には、日本が戦時中に労働力不足を補うため中国人約4万人を強制連行し、うち約1千人が長崎県の炭鉱で働かされたことなどが、日中英3カ国語で記されている。
当時、中国人33人がスパイ容疑などで、同刑務所に収監され、うち1人が裁判中に、32人が被爆で亡くなった。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年7月9日