映画芸術科学アカデミーが現地時間16日に発表した第86回アカデミー賞のノミネート作品で、作品賞、主演男優賞、主演女優賞など10部門にノミネートされたデビッド・O・ラッセル監督の「アメリカン・ハッスル(American Hustle)」が、中国でも今年、公開される見込みだ。長江日報が報じた。
米国で実際に起こった収賄事件「アブスキャム事件」を基に制作された同作品は、詐欺師がFBIに協力し、おとり捜査によって真相を暴く様子を描いている。 詐欺師のローゼンフェルドを俳優のクリスチャン・ベールが、その妻を女優のジェニファー・ローレンスが、それぞれ演じている。そのほか、俳優のジェレミー・レナーやロバート・デ・ニーロ、ルイス・C・Kなども出演している。
豪華なキャスティングや巧みな編集、あふれるユーモアなどが受け、同作品は北米で封切られてすぐに好評を博した。現在、米国の映画情報サイト「ロッテン・トマト」や「ザ・インターネット・ムービー・データベース(IMDb)では、8.2ポイント(10ポイント満点)となっている。また、米誌「エンターテインメント・ウィークリー」は、「あっと驚く、とてもおもしろい作品。エキサイティングで、見る人を夢中にさせるだけなく、感動とくすぐられるような思いも与えてくれる」と評価している。
アカデミー賞の前哨戦とされる、12日に発表された第71回ゴールデン・グローブ賞で、同作品はミュージカル・コメディー部門の作品賞を、出演したエイミー・アダムスが主演女優賞を、ジェニファー・ローレンスが助演女優賞を、それぞれ受賞した。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年1月22日