重度汚染日、バス・タクシーなどは通行規制対象外 北京
北京市はこのほど、大気汚染が重度の期間中、臨時の通行規制措置を講じるとの通告を発表した。大気汚染赤色(1級)警報が発令された場合、該当日の0時から24時まで、全市行政区域内の道路を走行する自動車を対象に、ナンバープレート末尾の偶数・奇数によって通行規制が実施されることになった。末尾が奇数の車両は奇数日に、偶数と英数字が組み合わされた車両は偶数日にのみ通行可能で、その他の車は通行が禁じられる。なお、砂利や石など埃の出やすい物を輸送する車両は全て通行できない。新京報が伝えた。
ナンバープレート末尾の奇数・偶数による車両通行制限が実施されている間は、現在実施されている「5日制」の通行制限は一時的に解除される。全市各レベルの党・政府機関および全額政府出資の事業単位の公用車は、80%が通行禁止となる。規程に違反した車両については、公安交通管理部門が法に依り処分する。
通告によると、パトカー、バス、タクシーなどの「6種類の自動車」は、ナンバープレート末尾による通行制限を受けない。また、純電気乗用車も通行制限の対象外となる。
通行制限の対象とはならない「6種類の自動車」は以下の通り。
●軍用車(武装警察車両を含む)、パトカー、消防車、救急車、救急レッカー車
●電気路線バス、長距離旅客輸送バス、大型バス、タクシー(レンタカー含まず)、ミニバス、郵便配達車、市交通運輸管理部門が認可発行した観光バス営業証を持つ車両、市公安交通管理部門が認可した企業送迎バスおよびスクールバス
●車体に統一マークが施された公務中の行政執行車両およびレッカー車両
●衛生環境(清掃)、造園、道路補修など特別用務のための車両、葬儀場の出棺・埋葬用車両
●ナンバープレートが「使」で始まる車両(外国大使館の車両)および北京進入許可を取得した車両
●純電気乗用車、身体障害者通行許可証を所持した小型バス、都市の正常運行と生活必需品の提供を保障し、かつ通行証を所持する貨物トラック(編集KM)
「人民網日本語版」2013年10月31日