中国無敗で準優勝 「タイに大敗」の汚名返上へ一歩前進 (2)
■劣っていた点---実力
東アジア杯での、中国選手たちの勝とうとする意志は大いに賞賛に値する。しかし、サッカーは最終的には足元の技がものをいう。技術面と戦術面をレベルアップすることで初めて強敵に打ち勝つことができる。
今回の3戦を振り返ると、問題はやはり少なくない。初戦の日本戦では、中国のディフェンスのミスが連発した。2戦目の韓国戦でも、ディフェンスの守備において再び弱点を露呈した。さらにひどかったのは、中盤から前線にかけての攻撃ラインが全く途切れてしまったことで、ゲーム開始から80数分になってようやくシュートらしきものが1本打てたというありさまだった。韓国戦の試合終了後、傅博代行監督は「両チームの実力差は明らかだった。さすがにワールドカップ進出が決まっているチームであり、我々とレベルが違った」と語った。
28日の試合後、傅博代行監督は実感を込めて、「日本の個人技と全体的な戦い方や韓国選手たちの気迫とピッチにおけるプレスの強さ、オーストラリアの粘り強さなど、すべてが中国が学ぶべきものだ」と語った。