上海「連環画芸術長廊」 絵物語の展示
小さな腰掛に小さな本、1950年代-60年代生まれの人にとって最も印象深い子供の頃の読書の思い出が、環球港の「連環画(絵物語)芸術長廊」に蘇った。東方早報が伝えた。
「紅日」原稿も展示
環球港の連環画芸術長廊は上海海派連環画センターが主催したもので、「中国オリジナル挿絵展」、「有名作家作品展」、「海派芸術品展」の3つのメインな展示活動が行われている。今回の展示活動のために上海海派連環画センターは有名作家の力作や新人作家の新作の選択に力を入れ、中には有名作家、汪観清氏の「紅日」の手書き原稿といった珍しい展示品も含まれる。
「中国オリジナルイラスト展」は全国のイラスト画家から優れた画家100人の代表作を選んで展示している。中国ではここ数年、本傑明氏、夏達氏、張勝男氏といった多くの優れたアニメ・マンガイラスト画家が活躍しており、彼らの作品は独特の芸術的スタイルを備え、国際的な影響力も大きくなっている。
「多くの優れた画家を見ると、中国のアニメ・マンガ技術は既に『点』から『面』のレベルに発展していることがわかる。…個別の優れたスタイルや形式から、全体としての大規模な優位性へと到達しており、中国のアニメ・マンガの全体的な実力を表している。」有名な連環画作家、銭逸敏氏によると、今回の展示活動は中国のアニメ・マンガのイラストが単純な形式やスタイルから、大規模な方向へと発展していることを集中的に展示するもので、中国のアニメ・マンガ技術が新たな状況に達したことを表す。
「有名作家作品展」では張楽平氏、黄尭氏、賀友直氏、汪観清氏といった有名作家の作品を集中的に展示し、代表作「三毛流浪記」や「矛盾集」、「山郷巨変」、「紅日」などを展示する。
上海海派連環画センターの担当者、徐楊氏によると、今回の展示では汪観清氏のオリジナル連環画「紅日」の手書き原稿の一部を展示する。「これほど貴重な展示品は一般の展覧会では見られない。」(編集YH)
「人民網日本語版」2013年7月8日