元日本サッカー協会会長が語る日本サッカー躍進の理由
サッカーを通じて子どもたちの体を鍛えることは日本サッカー協会の社会的責任だ。彼らの運動能力を向上させ、スポーツの楽しさを感じさせる効果はすぐに現れる。」日本のJリーグの創設者で元日本サッカー協会会長の川淵 三郎氏は日本サッカーの成長について、長い時間の蓄積と積み重ねによるもので、青少年やリーグの多角的、立体的な進歩が今日のような成績をもたらした重要な原因だと語った。北京晨報が伝えた。
川渕氏は「Jリーグ、学校のクラブ、民間クラブなど、多様な育成のルートがある。サッカー協会は絶えず情報収集を行い、統合をすすめている。国家トレーニングセンターがあり、数カ月に一度はトップクラスの青少年選手を集めてトレーニングや評価を行っている」と語る。本田圭佑、中村俊輔といった日本のスター選手もかつてはクラブ青年チームで目立たなかったが、サッカー協会がその潜在能力を見出し、その成長をずっと注視し把握し続けたことで、最終的には2人ともプロ選手になった。現在、日本サッカーは登録選手90万人、コーチ6万4千人、審判21万人を誇り、ファンは127万人に達している。
川渕氏は、民間に根ざすことが日本のサッカーの基礎を固めたと語る。日本では全国規模の青少年の試合が非常に多く、全国少年サッカー大会は1977年から今日まで引き続き行われ、高校サッカーの歴史もすでに89回という長い歴史を誇る。今年75歳になる川渕氏は「子どもたちの夢が日本のサッカーをより強く変えたのだ」と断言する。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年6月21日