北京植物園のショクダイオオコンニャクを「三羊開泰」と命名
ショクダイオオコンニャクが開花したときの様子。(資料写真) |
開花の時期を迎えたショクダイオオコンニャクの名称が17日、「三羊開泰」に決まった。これまでに「『サッカー国家代表チーム』という名前にするといい」という意見が数多く寄せられたという。北京晨報が伝えた。
北京植物園が先週、ショクダイオオコンニャクの愛称を一般公募したところ、100件近くの応募があった。「京魔1号」、「臭倒驢」、「王致和」などの案が寄せられたが、ここ数日は「国足」(サッカー国家代表チーム)という名前を推薦する電子メールが特に多かったという。植物学者などの選考により、同園のショクダイオオコンニャクの「三つ子」は「三羊開泰」という名前に決定した。
このショクダイオオコンニャクは23日頃に開花すると見られる。7日前に中の1本に開花の兆候が見られたため、開花が近いと判断した作業員が「助産」のために外側の硬い層を切開したところ、巨大な花芽が伸びただけで開花には到らなかった。花芽を保護するために園側は温室の温度や湿度を上げたが、別の1本が先に仏焔苞を延ばしてきた。現状のままなら、2つの花が同時に開く可能性もある。
ショクダイオオコンニャクの開花は珍しく、1889年以降の記録に残っているのは世界でも21回だけで、「三つ子」のものは70年前に開花した記録があるのみだ。ショクダイオオコンニャクは開花時に腐乱死体のような強烈な匂いを発することから「大臭花」とも呼ばれる。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年6月19日