カンヌ映画祭　レッドカーペットを彩る中国映画人

　第66回カンヌ国際映画祭が15日、フランスのカンヌで開幕した。2週間にわたり上映される約80作品の中には、賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督の「天注定」や香港のジョニー・トー監督の「盲探」、香港の新鋭・劉韵（リウ・ユン）監督の「過界」など中国映画も含まれる。同日午後6時ごろから始まったレッドカーペットには、ドレスやタキシードに身を包んだ審査員や各国の俳優たちに混じって、「天注定」主演チームの趙涛（ジャオ･タン）や姜武（ジャン･ウー）、王宝強（ワン・バオチャン）、張雨綺（キティ・チャン）、范冰冰（ファン・ビンビン）など中国人スターたちも姿を見せた。「新華網」が伝えた。

　開幕式はフランス映画「アメリ」の主演女優オドレイ・トトゥが務め、短い開幕式が終ると、オープニング上映作品「華麗なるギャッツビー」（2013）が上映された。

　今年のカンヌ国際映画祭の宣伝ポスターのテーマは愛とノスタルジックだ。モノクロの色調に、スクリーンだけでなく現実でも理想的な夫婦だったポール・ニューマンとジョアン・ウッドワードが、深い愛のキスを交わしている。この写真は1963年に2人が共演した映画「パリが恋するとき」のもの。カンヌ国際映画祭のアートディレクターのティエリー・フレモーは「愛とノスタルジックは映画にとっての永遠のテーマであり、カンヌ国際映画祭の特色でもある」と語っている。

　今年のカンヌ国際映画祭はコンペティション部門で20本の映画がパルムドールを争う。米国の著名監督スティーブン・スピルバーグがコンペティション部門の審査委員長を務め、パルムドール以下各賞を選ぶ。授賞式は26日の閉幕式に行われる。(編集MZ)

　「人民網日本語版」2013年5月16日