上海国際映画祭 中国語映画「激戦」が金爵奨有力候補に (2)
映画の中で、張家輝と彭于晏の2人の共演シーンは少なくない。そのうちの一つである「キスシーン」にメディアの関心が集まった。これについて、彭于晏は「このシーンを撮影するときは非常に気まずかったし、何度も噴き出してしまった」と語ったのに対し、張家輝は「もしみんなが僕と彭于晏のコンビを気に入ったのなら、次回作は格闘映画ではなくて、ゲイ映画を撮ろう」と冗談を言って現場を笑わせた。
映画「激戦」は、記者会見の前夜に上映され、メディアや観客たちから一様に好評を博し、現時点で上海映画祭金爵奨の有力候補と目されている。製作会社・博納影業の于冬・総裁も「金爵奨に出品された中国語映画3本の中で、『激戦』が賞を獲得する可能性が最も大きい」と語る。仲が良い張家輝と彭于晏だが、男優賞争いについては2人ともまったく遠慮はない。彭于晏が「男優賞を獲りたい!」と臆せずに語ると、これまでずっと控めな態度を取り続けていた張家輝も「彭于晏の演技は確かに良かった。しかし、賞を獲るのは私だ」と強気な発言で返した。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年6月20日