「吉林1号」新型衛星が製造完了 複数種類のペイロードを搭載可能

人民網日本語版 2024年10月10日13:36

長光衛星技術股份有限公司は吉林省長春市で9日、新型プラットフォーム衛星である「吉林1号」プラットフォーム02A03星を製造完了した。同型衛星は複数種類のペイロードを複数搭載でき、宇宙事業者に貴重なプラットフォーム資源を提供できる。中国新聞網が伝えた。

同公司は中国初の商業リモートセンシング衛星企業で、「吉林1号」衛星コンステレーションは同公司が建設中の中核プロジェクトだ。衛星コンステレーションの軌道上を周回中の衛星は現在115基に増加しており、世界最大のサブメートル級商業リモートセンシング衛星コンステレーションを完成させ、世界の重要な宇宙リモートセンシング情報源の一つになっている。

同衛星は同公司が独自に研究開発した低コスト、高ペイロード容量、高分解能の共有型リモートセンシング衛星で、独自の業務能力を持つ。同公司の説明によると、同衛星は搭載サービスにより搭載ユーザーと衛星プラットフォーム資源を共有し、衛星の開発コストを共有し、衛星の費用対効果を高める。

「吉林1号」プラットフォーム02A03星のレンダリング図。画像提供は長光衛星技術股份有限公司。

「吉林1号」プラットフォーム02A03星のレンダリング図。画像提供は長光衛星技術股份有限公司。

同衛星の今回のメインペイロードは軽量・小型光学リモートセンシングカメラで、ユーザーに分解能0.75mの、幅17km以上の高分解能リモートセンシング映像を提供できるほか、天智スーパーコンピューティングマイクロシステム、反射型スナップショット圧縮高スペクトルリモートセンシングペイロード、GRID-11Bペイロードを搭載。

同公司の説明によると、同衛星は今月中に、中国酒泉衛星発射センターから時期を見計らい打ち上げられる。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年10月10日

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