武漢1号衛星がデータサービス提供を正式にスタート
8月7日、武漢1号が取得した武漢大学の画像(画像提供・武漢大学宇航科学・技術研究院)。
武漢1号衛星(珞珈3号02星)データ発表会が7日、武漢大学で開かれた。3ヶ月以上の軌道上試験及び性能試験を経て、武漢1号衛星が取得した画像の精度が設計上の指標に達し、外部へのデータサービス提供を正式に開始した。中国新聞社が伝えた。
武漢1号は武漢大学宇航科学・技術研究院が独自に設計・開発し、今年5月21日に打ち上げられた。同衛星の重さは345キログラム。分解能0.5メートルのフルカラーイメージング、分解能10メートルの高スペクトルイメージング、立体測量、夜光イメージングなどの任務モードや、軌道上スマート画像処理などの機能を備えている点が顕著な特徴となっている。
中国科学院院士、武漢大学宇航科学・技術研究院院長の龔健雅氏によると、武漢1号は武漢都市圏の持続的なモニタリングが可能で、武漢市の空間分解能0.5メートルのリモートセンシング画像を月間1枚生成する能力を備え、さらに立体イメージングにより都市の実景3D地図生成の需要を満たすことができる。
龔氏の説明によると、分解能0.5メートルとは、衛星が高度530キロメートルの宇宙から地上の最小0.5×0.5メートルサイズの物体を区分でき、道路や建築物、車両、耕地、材木などの細部をはっきり観察できることを意味する。
説明によると、武漢1号は軌道上で武漢市域の分解能0.5メートルの高分解能画像フルカバーを完了済み。うち武漢東湖及び周辺地域のモニタリングでは、鮮明な水体画像を取得し、水面異常のモニタリングに根拠を提供した。今後はさらに武漢市及び湖北省のその他の地域のモニタリングを行い、関連業界の応用に関わる当局などに時空データを提供する。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年9月10日
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