PAROSに関する政府専門家会合が報告書取りまとめ 外交部がコメント

人民網日本語版 2024年08月22日16:10

外交部(外務省)の21日の定例記者会見で、毛寧報道官が国連の「宇宙空間における軍備競争の防止(PAROS)」に関する政府専門家会合(GGE)に関する質問に答えた。

【記者】国連の「宇宙空間における軍備競争の防止(PAROS)」に関する政府専門家会合(GGE)が先ごろ、コンセンサスに基づき報告書を取りまとめたことについて、状況を説明していただけるか。

【毛報道官】宇宙空間における軍備競争を防止し、宇宙空間の平和利用を確保することは、長い間、国際社会の共通の訴えだった。中国は長年にわたり、宇宙空間における軍備競争を防止するために的確な措置を講じることを積極的に提唱し、関連する国際的な法的文書交渉の早期始動を後押しし、幅広い支持を得てきた。

中国が参加し、発足を後押しした国連の「宇宙空間における軍備競争の防止(PAROS)」に関する政府専門家会合(GGE)が先ごろ、ジュネーブで開かれた。中国、ロシア、米国、英国、フランスなど20ヶ国余りの政府が承認した専門家たちが、2週間にわたり綿密な議論を行い、コンセンサスに基づき報告書を取りまとめ、宇宙空間の安全保障に対する脅威と課題に対処するための一連の提言を行った。国連の枠組みのもとで、「PAROS」をめぐり重要な共通認識に基づき取りまとめられたこの文書は、宇宙空間の安全保障に関するグローバル・ガバナンスの推進にとってプラスの意義を持つ。これは、「PAROS」の必要性がすでに人々の心に深く浸透し、宇宙空間の安全維持の問題について国際社会のコンセンサス形成が可能であることを十分に物語っている。中国はこの報告書の取りまとめを新たな出発点に、各国と連携して、宇宙空間に関するグローバル・ガバナンスに、より大きな貢献を果たすことを望んでいる。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年8月22日

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