求人倍率6倍・新卒で年収2000万円、中国の大手企業がAI人材争奪戦
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大規模AIモデルが、激しい競争の行われるレッドオーシャンとなりつつある。第三者データによると、今年4月末の時点で、中国国内では計305の大規模AIモデルが登場した。人工知能(AI)熱の高まりにつれ、AI人材の採用ブームが起きている。求職・求人サイト「猟聘」のデータによると、今年第1四半期(1-6月)にAI関連求人数は前年同期比で321.7%増加し、求職者も前年同期比で946.84%増加した。現在最も人手不足なのは大規模AIモデル・アルゴリズム関連のポストで、有効求人倍率は約6倍という状況だ。
給与面では、年収50-70万元(1元は約20.5円)が一般的な水準で、100万元以上、中には200-300万元も業界では珍しくない。
「現在の市場の状況を見ると、雇用する企業側、特にハイテク企業やIT企業によるAI人材の争奪戦がかつてないほど激しくなっている」。ある求人企業の責任者は記者にこう明かした。「AI人材を引き付け、引き留めるために、多くの企業が高額な給与を提示している。こうした高給待遇が、AI人材市場の競争を一層激化させていることは間違いない。一部の大企業は国内市場にとどまらず、求人範囲をグローバルに拡大し、AI分野の研究と応用を強化している」。
ビジネス系のSNS「脈脈」のデータによると、大規模AIモデル開発技術者の平均月給はすでに5万4000元を超えている。高給職種のトップ10では、大規模AIモデル・アルゴリズム関連の新規求人が平均月給6万7000元で首位を占め、半導体設計、デジタルフロントエンドエンジニアがこれに続く。
今年上半期にAI人材の求人数が最も多かった上位10社では、字節跳動(バイトダンス)が1位、小紅書が2位で、その後は螞蟻金服(アント・フィナンシャル)、美団、華為(ファーウェイ)の順となっている。給与面では、ファーウェイが大規模AIモデル人材に5万5000元の月給を提示しており、大手企業の中で最高水準となっている。
アルゴリズム人材以外にも、ブランド、マーケティング、セールスなどの人材もAI企業の次なる求人ターゲットとなっている。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年8月13日
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