中露加印シンクタンクが報告書発表、西側「中国経済頭打ち論」に反論
中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(三中全会)の伝えた重要なメッセージを国際社会がより良く読み解くことができるようにするため、中国、ロシア、カナダ、インドのシンクタンクが共同でまとめた報告書『難関攻略:新時代の中国による改革の全面的深化と高水準の対外開放のプロセス、及び2029年、2035年の予想』が5日発表された。報告書は改革開放を推進し続ける中国の断固たる決意について、より詳しく説明している。中央テレビニュースが伝えた。
報告書は、中国共産党第18回全国代表大会(第18回党大会)以降に中国が推し進めてきた改革の難関攻略における多くの措置を、「貧困対策」「反閉鎖」「汚染対策」「腐敗対策」「反覇権」「危機対策」の6つのカテゴリーに整理。これらはいずれも顕著な成果を挙げ、改革の難関攻略は飛躍的進展を遂げたとしている。
報告書は、中国社会は現在、いくつかの改革の難点に直面しているが、困難や試練に直面すればするほど、改革開放を進める必要があると指摘。また、さらなる改革の全面的深化の成果について2029年と2035年の状況を予測し、「経済はより落ち着いて力強いものになる」「民主はより豊かなものになる」「文化はより広がりを見せる」「生活はより快適なものになる」「環境はよりグリーン化する」「国家はより安全になる」「歩みはより確かなものになる」との7つの予想を示した。
中国人民大学重陽金融研究院の王文執行院長は「この報告書は3つの点を世界に伝えようとしている。第1に、過去の改革は確かなものであり、重要な成果を収めてきたということ。第2に、中国の改革に対し西側の一部には不理解、さらには疑念があるものの、中国は困難な改革の中でも前進し、多大な成果を挙げてきたということ。第3に、改革の未来は期待できるものであるということだ。また、現在の状況をベースにして、国際的なシンクタンクと共同で中国の未来について予想を示した。これは、西側の一部のメディア、シンクタンク、政治屋による『中国経済頭打ち論』と呼ばれる中国への中傷に対する反論でもある」との見方を示した。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年8月6日
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