中共中央政治局常務委員会が水害対策・災害救助活動について会議
中共中央政治局常務委員会は25日の会議で、水害対策・災害救助活動について検討し、方針をまとめた。習近平総書記が議長を務め、重要談話を発表した。新華社が伝えた。
会議では、「今年、我が国の気候は例年と異なり、豪雨が多く、長期間続いたため、河川の洪水が例年より早く発生し、急速に拡大しており、一部地域は度重なる豪雨に襲われ、水害対策は厳しく複雑な状況にある。習近平氏を核心とする党中央の強力な指導の下、各級の党委員会と政府は迅速に行動し、全力で対処している。国家水害・干ばつ対策総指揮部や関係当局・機関は責任を果たし、力を合わせて協力している。解放軍と武装警察部隊、国家総合消防救援隊や様々な専門救援隊は命令を受けて最前線に駆けつけて活動している。無数の幹部や大衆が力を合わせて困難に立ち向かい、郷里を守る強固な防御線を共に築き、水害対策と災害救助において重要な段階的成果を収めている」との指摘が行われた。
また、「我が国はちょうど7月下旬から8月上旬にかけての雨季水害対策の正念場にある。長江流域等では最高水位到達、堤防決壊、水害発生の防止への圧力が依然として大きく、黄河、淮河、海河、松遼流域では深刻な増水状況が発生する可能性があるうえ、台風の頻発期にも入り、水害対策はさらに厳しく複雑な状況になっている。各関係地域・当局・機関は常に水害対策に緊張感を持って取り組み、その主導権をしっかりと握り、水害対策・災害救助の困難な戦いに断固勝利する必要がある」ことが強調された。
さらに、「常に人々の生命の安全を第一に考え、さらに監視手段を整備し、警報の精度を高め、警報と緊急対処の連動を強化し、対処の迅速性を高め、防御の重点を明確化し、現場の末端までしっかりと見張り、危険地域の住民を早めに果断に避難させ、死傷者を最小限に抑える必要がある。重要な堤防、ダム、インフラの安全を確保し、水害対策巡回・防止制度を実行に移し、堤防の脆弱な区間や潜在的危険性のある工事区間、危険ダムの守りを重点に、危険性の点検と除去を強化し、大河川の堤防決壊や大規模・重要中規模ダムの堤防決壊を断固として防ぐ必要がある。洪水防止プロジェクトを科学的に調整し、遊水地の運用準備を具体化する必要がある。南水北調(南部の水を北部へ引くプロジェクト)、西気東輸(西部の天然ガスを東部に運ぶプロジェクト)、道路・鉄道など重要インフラ、及び都市の地下空間、橋やトンネルなどの重点場所でリスク調査をさらに徹底し、緊急対策を実施し、安全な運用を確保する必要がある」ことが指摘された。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年7月26日
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