習近平総書記が湖南省岳陽市華容県の洞庭湖堤防決壊に対し重要指示

湖南省岳陽市華容県団洲郷団北村団洲垸で5日午後、洞庭湖の堤防が決壊し、堤防付近の低地エリアが冠水した。現地の被災者は全員安全に避難した。

決壊の発生後、現在国外を訪問中の習近平中共中央総書記（国家主席、中央軍事委員会主席）は事態を極めて重視すると共に重要指示を出し、「湖南省岳陽市華容県団洲垸で起きた洞庭湖の堤防決壊に対し、脅威にさらされている地域の住民を迅速に避難させ、適切に避難場所を用意し、災害緊急措置・救助を全力で展開し、人々の生命と財産の安全を適切に保護し、国家洪水・干害防止総指揮部は作業チームを派遣して指導を強化する必要がある」とした。また、習総書記は「本格的な増水期に入って以来、中国では一部の場所で降水量が増え、降雨が続く時間が長く、洪水防止対策の情勢が厳しくなっている。特に、堤防が水に浸かっている時間が長くなるとパイピング現象で漏水が起こる危険な状態になりやすく、比較的大きなリスクと潜在的な危険が存在している。関連する地方の党委員会・政府と関係当局は迅速に行動を起こし、洪水防止と災害救助、緊急措置を展開し、堤防のパトロールを強化し、危険な状況を速やかに発見して直ちに処置を行い、洪水防止と安全を確保する必要がある」と強調した。

要求に基づき、国家洪水・干害防止総指揮部、水利部（省）、応急管理部（省）はすでに作業チームを現場に派遣し、指導にあたらせている。湖南省と岳陽市の党・政府関係責任者は現場で緊急措置と救助の指揮にあたっており、現在、関連作業が進められている。(編集AK)

「人民網日本語版」2024年7月6日