各国の専門家、平和共存五原則を高く評価「長い時間を経て一層輝きを放つ」
今年は平和共存五原則発表70周年にあたる。平和共存五原則は70年間にわたり世界各国に広く受け入れられ、認められ、現代の国際関係における重要な準則となっている。過去70年間、平和共存五原則は重要な役割を果たしてきた。現在の国際情勢の下、平和共存五原則を継承し発揚することは、国際的な共通認識を形成し、グローバルな課題に共同で対処し、世界の平和的発展を促進することに寄与する。
日本の元参議院議員で国際政治経済学者の浜田和幸氏は「現在、世界は相互不信と対立の波に飲み込まれようとしている。今こそ、『人類運命共同体』という理念で国家体制や人種の違いを乗り越え、手を携えて共に危機を解消し、新たな平和共存関係の構築に本気で取り組む時だ。我々は『平和共存五原則』発表70周年を機に、人類が直面するエネルギー、環境、人口、感染症など様々な課題に対して、宇宙船『地球号』の乗組員の一員として、力を合わせて取り組み、無事な航海を目指すべきだ」とする。
カンボジア王立アカデミー・カンボジア国際関係研究所(IRIC)のキン・ピア所長は「平和共存五原則は発表以来、国際体制と世界秩序において重要な役割を果たしてきた。過去70年間、発展途上国を始め大多数の国々は常に平和共存五原則を堅持し、平和で安定した、平等で公正な、繁栄する包摂的な世界の構築のために努力し、世界各国の平和共存のために強固な土台を固めてきた。これらの原則はすでに国際社会に広く受け入れられ、認められ、現代の国際関係における基本的準則及び国際法の基本原則となっている」と指摘する。
オーストラリアの中国研究者であるコリン・パトリック・マッケラス氏は「平和共存五原則は現在の世界において有効であり、70年前の初提唱時と比べてもさらに有効でさえある。世界の大勢は現在、多極化の方向へ発展している。こうした中、平和共存五原則の打ち出した相互内政不干渉、平等及び互恵などの原則はますます重要なものとなっている。中国は現在、まさに全ての国々に資する外交政策を遂行し、対話、平等及び互恵を重視して、世界平和を維持している。現代世界はさらなる激動へと進んでいる。我々に必要なのは対立ではなく、平等及び相互不可侵に基づく共通の未来だ」とする。
カンボジア王立アカデミーのシンクタンクの専門家、ディグビー・ジェームス・レン氏は「平和共存五原則は人類共存の五原則と言える。対立と戦争は問題の解決にならないだけでなく、様々な災禍ももたらす。平和共存五原則に従うことこそが、問題解決の正しい道だ。中国は常に平和共存五原則を堅持しており、これまで如何なる戦争も自ら仕掛けたことはないし、様々な紛争のために和平案を提示してきた。平和共存五原則はBRICSなど国際組織の礎でもある。中国は影響力が高まり続けるに伴い、すでに全世界で最も重要な和平調停国となっている」とする。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年6月28日
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