中国の傅聡国連大使、文明間対話の提唱を国際社会に呼びかけ
中国の傅聡国連大使は14日、国際社会に対して、文明間の対話を提唱し、国家間の相互信頼を増進し、社会的包摂を促進し、共同発展の実現を推進するよう呼びかけた。新華社が伝えた。
傅大使は同日、包摂と国際平和・安全保障問題に関する国連安保理の公開会合で発言した際、「多様性は世界の文明の基本的な特徴であり、異なる文明間の相互参考は人類の進歩の源泉だ。『文明優越論』『文明衝突論』は国家や民族の間の溝を深めるだけでなく、イデオロギーや地政学的な対立を激化させる危険性がある。中国の指導者はグローバル文明イニシアティブを打ち出し、世界の文明の多様性の尊重、全人類に共通の価値観の発揚、文明の継承と革新の重視、国際的な人的・文化的な交流や協力の強化を提唱した。先週、第78回国連総会は毎年6月10日を文明間対話国際デーとする中国の提出した決議案を全会一致で採択した。中国は各国に対して、決議の実行を契機に、文明間対話の重要な役割を充分に発揮し、差別や偏見の解消を推進し、民心の通じ合いを促進し、全人類に共通の試練に協力して対処するためにプラスのエネルギーをもたらすよう呼びかける」と表明。
「多極化は現在の世界における基本的趨勢だ。中国は、世界には各国の共同成長を受け入れることのできる大きさがあると信じている。また、国家間の相互信頼の増進は、国際関係の安定性を維持するための重要な前提条件だ。中国は、大国も小国も全て平等であることを主張し、覇権主義とパワー・ポリティクスに反対し、少数の国々が国際情勢において独占的状態になることに反対する。各国が自ら選択した政治制度を尊重し、各国が自国の国情に合った発展の道を歩むことを支持し、各国の理にかなった安全保障上の懸念と利益の訴えに配慮する必要がある」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年6月17日
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