グローバル文明イニシアティブ1周年 連携して「美美与共」の人類文明絵巻を描く

人民網日本語版 2024年03月19日15:21

2023年3月15日、習近平総書記は中国共産党・世界政党上層部対話で行った基調演説で、グローバル文明イニシアティブを初めて打ち出した。これは、中国が混迷する国際情勢を前に、文明間の交流と相互参考を推進し、人類文明の進歩を促進するために示した案であり、中国がグローバル発展イニシアティブとグローバル安全保障イニシアティブに続いて国際社会に提供した重要な公共財でもある。人民網が伝えた。

米国にある中国・米国リサーチセンターのSurab Gupta上級研究員は「グローバル文明イニシアティブの提唱は時宜にかなっていた。現在、国際情勢は混迷と衝突に満ちており、人類社会が平和と協力という時代のメッセージを共同発信することが差し迫って必要とされている。文明優越論を乗り越えたグローバル文明イニシアティブは、国連中心の国際体制と多国間主義の維持に資する」とした。

シエラレオネのマケニ大学アフリカ中国学部のAlpha Mohamed Jalloh学部長は、グローバル文明イニシアティブを高く評価し、「現在、一部の国が覇権で他国を抑圧し、自国の価値観やモデルを押し付けて、世界各国に不公正をもたらしているが、グローバル文明イニシアティブは異なる文明間の平和的共存と調和的共生を強調し、世界各国が連携して文明社会を構築するための知恵や力となっている」と語る。

ギリシャのパヴロプロス元大統領は「中国は歴史や文化、伝統からも、現在進めている開放や進歩、発展からも、『文明間の衝突』論や『強大化した国は必ず覇権を唱える』論に力強く反駁している」と指摘。

Gupta上級研究員は「グローバル文明イニシアティブは、平和的発展を維持し、互恵・ウィンウィンの国際秩序を構築する方法を共に考える文明間対話の貴重な機会を各国に提供した」とする。

グローバル文明イニシアティブは包摂と相互参考の中で人類文明の進歩を促進するという中国の主張を示し、各国の優れた文明の成果の現代化プロセスにおける創造的な応用と革新的発展の実現を積極的に推進するよう呼びかけ、文明協力の次元から世界の発展・安全協力に新たな原動力と保障を提供した。将来、中国は必ずさらに開放的な姿で世界を受け入れ、さらに活力ある文明の成果によって世界に貢献し、「美美与共」(良きものを分かち合い、より良きものを創り上げる)文明協力の新たな章を各国と共に綴っていくだろう。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年3月19日

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