中国国防部「オランダに対し海空部隊の行動を厳格に規制するよう促す」

中国国防部（省）の張暁剛報道官は11日、オランダ海軍の艦載ヘリコプターによる挑発行為について、記者の質問に答えた。

【記者】オランダ国防省はこのほど公式サイトで、中国の戦闘機2機とヘリコプター1機が東中国海の国際空域でオランダ海軍のフリゲート艦「HNLMSトロンプ」の艦載ヘリコプターに接近し、危険な状況を作り出したと発表した。同艦は国連安保理の朝鮮に対する制裁決議の履行を監督する任務を執行中だったという。これについてコメントは。

【張報道官】オランダの主張は白黒を逆さまにするものだ。6月7日、オランダ海軍のフリゲート艦「HNLMSトロンプ」の艦載ヘリコプターが上海以東で権利を侵害する挑発行為を行った。中国人民解放軍東部戦区が音声による警告や戦闘機の出動などの方法でこの海域から排除したことは、完全に合法かつ合理的なものであり、全ての対応は専門的で規範的なものだった。危険な状況を作り出したのはむしろオランダであって、中国ではない。オランダは国連の任務を執行中と偽り、他国が管轄する海域・空域で武力を誇示し、緊張状態を生み出し、両国の友好関係に損害を与えた。オランダの関連言動は悪質であり、中国はこれに対し強い不満を表明するとともに、すでにオランダに厳正な申し入れを行った。中国はオランダに対し海空部隊の行動を厳格に規制するよう促す。中国は権利を侵害する挑発行為に断固たる対抗する。中国の軍隊は常に高度な警戒を保ち、国家の主権と海洋権益を断固守り抜く。（編集KS）

「人民網日本語版」2024年6月12日