国防部「フィリピンが故意に騒ぎを起こすことは許さない」
国防部(省)の呉謙報道官は12日、最近の軍事関連の問題について質問に答えた。
【記者】米日豪比がこのほど、南中国海で初の海上合同演習を実施した。4ヶ国の国防相は共同声明で、協力を強化する「共同のコミットメント」を示すことが目的だと言明した。別の報道によると、米日比がこのほど3ヶ国首脳会談を開き、米国はフィリピンの航空機、船舶または武装部隊に対するいかなる攻撃も「米比相互防衛条約」を発動させると述べた。これについてコメントは。
【呉報道官】中国は一貫して、いかなる国家間の防衛協力も他の特定の国を標的にすべきではなく、地域の平和と安定を損なうべきではないと考えている。南中国海における中国の活動は合理的で合法かつ非難の余地のないものだ。その一方で、特定の域外国のほうがむしろ頻繁に艦艇や航空機を南中国海に派遣して武力を誇示し、同盟国を仲間に引き入れて中国を標的にした「小集団」を作り、さらにはいわゆる相互防衛条約を発動させると中国を威嚇し、脅迫している。これは無責任であり、極めて危険な事でもある。
我々は一貫して、対話と協議を通じて溝を適切に処理することを主張し、外部勢力の介入に断固反対し、挑発し問題を引き起こして地域情勢を緊張させることに断固反対している。このところ、フィリピンは域外勢力の介入を引き入れ、中国の南沙(英語名スプラトリー)諸島の島や礁に侵入する一方で、プロパガンダに躍起になり、中国がいわゆる「大国による小国いじめ」をしていると大げさに宣伝している。中国はこれに断固反対する。中国はこれまで大国だからといって小国をいじめたことはないが、フィリピンが故意に騒ぎを起こすことも断じて許さない。国家の主権と安全を守る問題において、中国軍は常に有言実行だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年4月15日
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