中国初 深セン宝安国際空港にペット専用待合室が登場

人民網日本語版 2024年05月13日16:22

中国各地で、「ペットにやさしい」移動スタイルの試行が始まっている。深セン宝安国際空港では先ごろ、全国初となる空港のペット専用待合室の使用が正式に開始された。

ペット専用待合室によるワンストップサービスの第一陣の利用者となった劉さんは、大事なペットを他地域の人に預かってもらう際にこのサービスを利用した。「深セン宝安国際空港のペットに対する配慮に『いいね!』を送りたい。ペット専用待合室があったおかげで、ペットを移動させる時にとても安心感があったし、深センは優しさにあふれた都市だとも感じた」と話し、同空港の環境やサービスを絶賛した。

このペット専用待合室は同空港の国内貨物ステーションB1エリアにあり、室内面積が約210平方メートル、全方位モニタリングシステムを配備し、温度、湿度、PM2.5、PM10、アンモニアを24時間モニタリングして問題があれば警告を発するようになっている。柔らかい照明、健康に害のない材料、清潔な環境を備えるだけでなく、猫と犬のブロックを分ける、ペットごとに独立したスペースを設けるなどして、ペットが室内で搭乗までの一時を心地よく過ごせるようになっている。

広東省深セン市空港国内貨物ステーション有限公司の周潔社長は、「ペットのために専用の保安検査や搭乗の通路を設けた。専門のスタッフが様子を見て世話をし、定期的に巡回チェックし、飛行機の遅延によりペットが足止めされた場合は、無料で預かりサービスを提供する」と説明した。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年5月13日

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