中国初のシミュレーション検証空港が四川省成都市で着工
人民網日本語版 2024年03月19日14:12
17日の情報によると、四川省成都未来科学城応用科学技術イノベーションエリアに位置する民用航空科学技術イノベーションモデルエリア(Bエリア)ターミナルプロジェクトがこのほど、建設許可を取得した。中国全土初のシミュレーション検証空港が着工した。科技日報が伝えた。
プロジェクトの完成予想図。画像提供は取材先
同エリアの関係責任者によると、同空港には全長1200mの模擬滑走路、誘導路2本、垂直連絡路2組、各種航空機用の駐機場11ヶ所が含まれる。模擬滑走路は急ピッチで施工中で、エントランス・サービスルームが使用開始されている。
中国民航局第二研究所指揮部の関係責任者は、「シミュレーション検証空港は完全に民用航空空港の建設基準に基づき建設される小型空港だ。使用開始後に飛行機が離着陸することはないが、その役割と意義は軽視できない。同空港は中国の民用航空科学試験拠点として、空港、管制、空輸、新興技術などの試験・検証任務を受け持つ上、民用航空における科学教育または大型科学技術展示イベントを実施できる」と説明した。
同エリアは中国全土初の民用航空科学技術モデルエリアであるだけでなく、中国をリードする民用航空科学技術産業チェーン及び産業集積の特徴を備えた民用航空オリジナルイノベーション発展の地と、アジア太平洋地域をリードする国際一流の民用航空工学技術イノベーション・応用検証拠点にもなり、中国の民用航空業の質の高い発展を促進することになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年3月19日
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