障がい者を支援 電子盲導犬が科学技術展に登場
13日の匯愛科学技術展で、電子盲導犬が盲導犬に出会った。撮影・李欣
北京市障がい者連合会が主催し、市障がい者サービスモデルセンターが実施する第1回匯愛科学技術展が匯愛ビルで開幕した。20種以上の科学技術障がい者支援製品及びサービスが同時にお披露目された。うち電子盲導犬は登場するやいなや注目の的となった。北京日報が伝えた。
同技術展は障がい等級の異なる障害者に適用される科学技術障がい者支援製品及びサービスを展示。これには盲導類の電子盲導犬、スマート盲導帽子、障がい物回避盲導ブレスレット、視覚障がい者携帯電話音声読み上げソフトなどの製品及び中国伝媒大学の「光明シアター」や「優酷バリアフリー劇場」などのサービスの展示がある。補聴類には同時通訳字幕ゴーグル、音声文字変換アプリ、スマート手話通訳システム、AI(人工知能)デジタル手話人などの製品がある。行動アシスト類には、パワードスーツ、リハビリロボット、スマートロボットアームなどの製品がある。
イベントの現場では、「小西」と呼ばれる四足歩行ロボットが注目された。この複数種類のセンサーを集積した電子盲導犬は杭州アジアパラ競技大会に登場した。「小西、エレベーターに連れて行って」。普段盲導犬の支援を受ける視覚障がい者の張帥帥さんは、現場で電子盲導犬を体験した。「小西」は指示を受けると、張さんを連れて目的地に向かった。障がい物に遭遇すると立ち止まり、その場で足踏みし、視覚障がい者を導き自ら回避した。
張さんは、「電子盲導犬は私たちに福音をもたらした。視覚障がい者は今後、一つの選択肢が増える。電子盲導犬が一日も早く販売されるとともに、使用シーンを広げてくれることを願う」と述べた。電子盲導犬は今年6月に量産・販売される。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年3月14日
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