村で建設されたスマート小型工場 河北省新河
河北省新河県南馬荘村コンテナ型栽培作業場で22日早朝、作業員が金耳の成長を促す作業をしていた。科技日報が伝えた。
金耳は黄耳菌とも呼ばれ、河北省新河県が希少食用キノコ産業の発展を実践する中で、中国南部地域のキノコの北部地域への導入を模索する新品種だ。
「これは金耳栽培用のスマート小型工場だ」。同県衆楽栽培専業合作社の責任者である張世青氏は取材に、「このような希少食用キノコのスマート小型工場は2023年8月以降に17ヶ所完成している」と述べた。
張氏は、「この36平方メートルの工場内では2500本以上の金耳菌床を栽培しており、栽培1回当たりの金耳生産量は1250kgに達する」と説明した。
金耳栽培の利益はどうだろうか。張氏は、「現在の市場価格で計算すると、1回当たりの収入は4万元(1元は約21.4円)余りだ。毎年6、7回栽培できる」とした。
「自家製の500gの菌床で500gの金耳ができる。生産性が高い」。合作社の栽培名人としての張氏は、金耳の生産量拡大について、「これは一方で、この小型工場のスマート化によるものだ。ここの温度、湿度、光などのパラメータはスマホで遠隔制御できる。成長段階の科学的な管理・制御により、金耳の生産量が自ずと向上した」と感慨深く語った。
張氏は「他方でこの実験室の種子生産技術によるものでもある」と話しながら、筆者を連れて金耳種子生産室を訪れた。
張氏の合作社は2022年に金耳の種子生産の研究開発を開始した。菌種の配合比率や菌床の原材料などの研究開発により、金耳菌床の生産性と質を保証した。
「種子生産は特色栽培の源だ」。張氏によると、これが彼らがスマート小型工場を金耳栽培の「モデルルーム」にした鍵だ。張氏は取材に、「合作社は昨年、東董村など5つの村の農家110人の所得増を直接牽引し、326世帯の農家に間接的な利益をもたらした。村人は土地の譲渡、現地でのアルバイト、農村振興の収益配分などにより収入を増やした」と述べた。
工業の理念で特色農業を発展させる。同県西流郷党委書記の李秋豹氏は、「昨年の大規模試験栽培の結果を見ると、これは複製可能な所得増モデルだ。今年は南馬荘村で43ヶ所のスマート小型工場を新設し、20人以上の農家の雇用を牽引する」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年4月24日
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