北京初の「TSUTAYA BOOKSTORE」が朝陽区にオープン
中国の首都・北京市では初となる「TSUTAYA BOOKSTORE」が20日に朝陽区の商業施設「THE BOX」内にプレオープンした。世界的にも有名な日本の大手書店チェーン「TSUTAYA」はこれまでにもすでに、杭州や上海、西安、天津、成都といった中国の都市に出店している。中国日報が報じた。
人々が知識を得るルートが多元化する中、書店に行くことを好む人が依然として多いのはなぜなのだろうか?都市にはすでにたくさんのカフェがあるのに、住宅街周辺にカフェを新たにオープンして欲しいと望むのはなぜなのだろうか?
その答えは明らかで、多くの人が求めているのは、実は書店やカフェ自体ではなく、読書やコーヒーを飲むことで得られる精神的満足感で、それが人の心を癒すライフスタイルとなっているからだ。TSUTAYA BOOKSTOREに入ると、アートストーリーや中国や海外の名画、ベーカリー、料理、園芸、養魚、陶芸、編み物、ヨガ、ダイエット、美容、ランニング、旅行記、瞑想など、書籍がジャンルごとに陳列されており、来店者は、書籍が提供してくれる新たな生活の分野を静かに楽しむことができる。
関連データによると、北京市朝陽区には現時点で、実店舗の書店が217店舗ある。朝陽区文旅集団の関係責任者は、「多くの人の間で最も文化的シンボルであると認識されているのが書店。それら商業ブランドが作り出す書店の文化スペースは、文化交流やお勧めのライフスタイル紹介といった役割を担っている。北京で初となる『TSUTAYA BOOKSTORE』がオープンしたことで、朝陽区の朝外大街のアップデートがさらに進み、そのエリアの特色が発揮され、住民と都市の発展の成果を共有し、若者に奮闘するスペースが提供され、そこが生活感や文化、温かみ、活力などがあるコミュニティになることを願っている」としている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2024年4月22日
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