習近平総書記が馬英九氏一行と会見
習近平中共中央総書記は10日、馬英九氏一行と北京で会見した。新華社が伝えた。
習総書記は「両岸同胞は同じ中華民族に属する。両岸同胞は共に中国人であり、どんな問題も協議することができ、どんな勢力も我々を切り離すことはできない。海峡の距離は、両岸同胞の肉親の情を隔てることはできない。制度の違いによって、両岸が同じ一つの国家、一つの民族に属するという客観的事実を変えることはできない。外部の干渉が、国家統一という歴史の大勢を妨げることはできない」と指摘。
「我々は中華民族全体の利益と長期的発展の観点から両岸関係の大局を把握する必要がある。第1に、中華民族共通のふるさとを断固として守る。両岸同胞は『台湾独立』分裂勢力と外部勢力の干渉に断固として反対し、中華民族共通のふるさとを断固として守り、平和的統一という素晴らしい未来を共に追求し、中華民族の命運を中国人自身の手中にしっかりと掌握する必要がある。第2に、中華民族の永続的幸福を確固として共創する。中華民族の永続的幸福の共創とは、要するに両岸同胞の素晴らしい生活への憧憬を実現し、台湾同胞を含む全中国人がより良い暮らしを送れるようにし、中華民族の偉大な復興という中国の夢を共に実現することだ。第3に、中華民族共同体意識を揺るぎなくしっかりと確立する。両岸同胞は中華文化への自信を揺るぎないものにし、自覚的に中華文化の守護者、継承者、発揚者となり、中華民族としての帰属意識、アイデンティティ、誇りを強化し、中華民族共同体意識をしっかりと確立する必要がある。第4に、中華民族の偉大な復興を確固として実現する。我々は台湾地区の若者が大陸部に来て夢を追い、夢を築き、夢をかなえることを歓迎し、両岸の若者が成長し、有用な人材になり、成功するためにより良い環境と機会を引き続き創出していく。両岸の若者が互いに学び合い、参考にし合い、心を一つにして共に歩み、民族復興の実現のために青春の力を捧げることを希望する」と強調した。
馬氏は「92年コンセンサスの堅持、『台湾独立』への反対は、両岸関係の平和的発展における共通の政治的な基礎だ。両岸人民は共に中華民族に属し、交流や協力を深め、共同で中華文化を継承し、両岸同胞の幸福を高め、手を携えて前進し、中華の振興に尽力するべきだ」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年4月11日
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