中国のインターネット普及率が77.5%に
中国インターネット情報センター(CNNIC)は3月30日、第53回「中国インターネット発展状況統計報告」を発表した。同報告によると、2023年12月現在、中国のネットユーザー数は22年12月より2480万人増の10億9200万人となり、インターネット普及率は77.5%に達した。科技日報が伝えた。
同報告によると、23年12月現在、中国で設置された5G基地局数は累計で337万7000ヶ所で、すべての地級市(省と県の中間にある行政単位)市街地と県政府所在地市街地をカバー。セルラーIoT端末ユーザー数は22年12月より4億8800万人増の23億3200万人となり、モバイルネットワーク端末接続数の57.5%を占めた。5Gとギガ級光ネットワークから構成される「ダブルギガ」ネットワークにより、スマート製造、スマートシティ、農村振興、文化観光など各分野のイノベーション発展を全面的に牽引し、製造強国、サイバー強国、デジタル中国を建設するための着実な基礎と力強い下支えを提供している。
同報告によると、23年には都市部と農村部のインターネット利用格差がさらに縮小した。中国の農村ネットワークインフラ整備が深く推進され、各種応用シーンが持続的に豊富化し、農村のインターネット普及率の安定的な上昇を推進した。23年12月現在、農村部インターネット普及率は66.5%で、22年12月より4.6ポイント上昇した。次に、集団間の情報格差が持続的に縮小した。中国は、高齢者・障がい者がデジタルライフを楽しむためのサポートを大幅に強化した。高齢者・障がい者がよく用いる2577のウェブサイト及びアプリのバリアフリー化を完了した。1億4000万台以上のスマートフォン・スマートテレビのバリアフリー化を完了した。さらに、公共サービス類の応用の普及が加速した。デジタル技術の発展により、公共サービスの利便性と包括性が一層向上した。スマートモビリティやスマート医療などの持続的な発展により、ネットユーザーのデジタルライフがより快適なものになった。オンライン配車とインターネット医療のユーザー数の増加が顕著で、22年12月よりそれぞれ9057万人増、5139万人増となり、成長率はそれぞれ20.7%増、14.2%増となった。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年4月2日
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