<企画>1-2月の経済情勢に関するデータを発表 中国
「中国はこのほど、関連データを発表し、2024年1-2月の経済情勢に関して報告した。」
▷消費市場の運営状況
1-2月には、社会消費財小売総売上高が前年同期比5.5%増の8兆1307億元に上り、前月比では、2月の社会消費財小売総売上高が0.03%増となった。
▷対外貿易の状況
1-2月の中国の物品貿易総額は前年同期比8.7%増の6兆6100億元となった。このうち、輸出は同10.3%増の3兆7500億元となり、二桁成長を回復した。
1-2月、中国の物品貿易は昨年第4四半期(10-12月)以来の好転基調が継続し、5ヶ月続けて前年同期比で増加し、輸出入規模は同期で過去最高に達し、昨年第4四半期を7.1ポイント上回る伸び率を示し、良好なスタートを切った。
▷外資導入の状況
1-2月には全国で新たに設立された外資系企業は前年同期比34.9%増の7160社となり、過去5年間近くで最高の水準だった。同期の中国の外資導入額は同19.9%減の2150億9000万元に上った。
業界別に見ると、1-2月にはハイテク産業の外資導入額が714億4000万元となり、外資導入額に占める割合は33.2%だった。そのうちハイテク製造業は同10.1%増の282億7000万元。建設業は同43.6%増、卸売・小売業は同14.5%増だった。
投資先の国(地域)を見てみると、1-2月にはフランスの対中投資が同585.8%増、オーストラリアは同144.5%増、ドイツは同19.8%増となった。
▷対外投資の状況
1-2月の中国の非金融分野の対外直接投資は、前年同期比10%増の1496億4000万元に上った。そのうち中国企業が『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設国で行った非金融分野の対外直接投資は、同0.6%増の331億8000万元だった。
1-2月には、対外請負工事の完成工事高が同9%増の1380億6000万元、新規契約額が同12.1%増の1951億2000万元だった。そのうち中国企業の『一帯一路』共同建設国における対外請負工事の完成工事高は同9.6%増の1114億2000万元、新規契約額は同17.7%増の1628億6000万元だった。
▷関連データ
■2月のCPI、前年同期比0.7%の上昇
2月の全国の消費者物価指数(CPI)は1月の前年同期比0.8%の低下から同0.7%の上昇に転じた。前月比は1.0%の上昇で、上昇幅は1月より0.7ポイント(p)拡大した。
2月は非食品価格が同1.1%の上昇で、上昇幅は前月より0.7p拡大した。
■1-2月の宅配便取扱個数、前年同期比28.5%増の232.6億個
1-2月期の中国郵政業界の配達業務量は前年同期比25.1%増の262億6000万個に達した。そのうち宅配便取扱個数は同28.5%増の232億6000万個だった。東部、中部、西部地域における宅配便業務の割合はそれぞれ、72.9%、18.5%、8.6%となっている。
■1-2月の自動車生産台数が前年同期比8.1%増、販売台数が同11.1%増に
1-2月には、中国の自動車生産台数が前年同期比8.1%増の391万9000台、販売台数が同11.1%増の402万6000台だった。
1-2月の中国の新エネルギー自動車の生産台数は同28.2%増の125万2000台、販売台数は同29.4%増の120万7000台となり、市場シェアは30%に達した。
(編集JZ)
「人民網日本語版」2024年3月25日
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