雲南省第1弾・621ヶ所の変電所、AI点検を実現
人民網日本語版 2024年03月18日11:05
「遠隔点検開始!」。中国南方電網雲南保山220kV大寨変電所はこのほど、初の一連のスマート点検を開始した。109台のカメラが高速回転し、10セットのオンラインモニタリングシステムがデータ収集をスタートする。ドローンが飛び立ち作業エリアに向かい、ロボットがシャッタードアから出て作業を開始。数分後、点検作業が終了し、システムにより総合点検報告が自動生成された。人民日報海外版が伝えた。
雲南省第1弾・621ヶ所の変電所は人工知能(AI)技術を応用し、人からカメラ、ドローン、ロボットなどの設備への置き換えを実現した。従来なら5時間かかった一連の点検任務が今や5分足らずで行える。621ヶ所の変電所は雲南省の16州・市の標高500−3000mの地域に分布し、35kV以上の各電圧レベルをカバーしている。スマート化運用メンテナンスの実現から3月までの作業で、作業過程における変電所へのへの出入り回数を延べ2万8000回減らし、人的資源を延べ8万9000人分と、時間を27万時間節約し、車両の走行距離を140万kmと、支出を累計で1億8000万元(1元は約20.7円)減らした。
雲南省は国の「西電東送」(西部地域で発電した電力を東部地域に送電すること)戦略の重要なエネルギー拠点だ。雲南電網公司はここ数年、変電所におけるAI点検の技術的応用研究を深め、設備状態センシング、遠隔点検、プログラム操作などの取り組みを持続的に推進し、電力網の質の高い発展にエンパワーメントしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年3月18日
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