「風烏」大規模AIモデル、10km級の気象予報を実現
人民網日本語版 2024年03月05日13:30
上海人工知能(AI)実験室は1日、同実験室は国家気象センター、国家気象情報センター、南京情報工学大学、香港科技大学などの機関と共同で、AI気象予報大規模AIモデル「風烏」のアップグレード版を発表し、AIにより中期天気の10km級のモデリングと予報を行ったと明らかにした。新華社が伝えた。
同実験室によると、「風烏」大規模AIモデルは2023年4月に、同実験室と中国科学技術大学、上海交通大学、南京情報工学大学、中国科学院大気物理研究所、上海中心気象台が共同で発表したもので、世界の気象の10日以上の有効予報時間を実現した。
同実験室によると、研究者は現在、「風烏」大規模AIモデルの予報解像度を0.25経緯度(25km×25km)から0.09経緯度(9km×9km)に向上させた。それに対応する地表面積は約81平方kmで、有効予報時間を10.75日から11.25日に延ばした。
同実験室の首席科学者の欧陽万里氏は、「全面的にアップグレードされた『風烏』大規模AIモデルは、4K高画質版のAI気象予報大規模AIモデルに相当する。同モデルはより精密、より正確、より効果的な気象予報の実現に役立ち、地球科学などの科学研究分野におけるAI応用のポテンシャルを示している」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年3月5日
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